2003.6.12 〜 2003.6.24 結城市議会 第2回 定例会


たちかわひろとしの一般質問 全文掲載(3回目)
 
 
今回の一般質問の質問・答弁の全文を掲載しました。

量が多いですが、気長に読んで頂ければと思います。

 
1回目の質問・答弁 2回目の質問・答弁 《3回目の質問・答弁》

 

3回目の質問・答弁

《公達地域の住環境整備について》

 
 御答弁ありがとうございます。

 公達地域の住環境整備の問題についてですが、確かに大型店舗の出店した

周辺は道路が拡幅され、ある程度の交通量はできていると思いますが、

しかしながら、ひとたび狭い道路に入ると、その交通量が確保されているとは

いい難い状況であるのは、間違いないと思っております。また、先ほどの

御答弁で、改修計画なども方針にあるようですので、迅速に対処を

御願いしたいと思います。

 公達地域の大型店舗進出に関連しまして、細かい事前の予測・予防策を

行っていないということですが、今後につきましては、事前予測に基づいた考えで

取り組んでいただきたいと強く御願いを致します。なにか問題がおきてから

対処するのではなく、予想に基づいた対策をこうじる形で行えば、問題がおきても

迅速に対処ができますし、また、問題を最小限に食い止めることが出来ると

思っております。仮に予想とちがって問題がおきなければ、それに越したことは

無いですし、予想に反した問題だったとしても、態勢が整っているだけに、

すばやい対応ができるのではないでしょうか?

 また、今回の事象は、一民間企業の店舗出店にからむ環境変化であり、

それによって生じた問題を行政側に対処してほしいという考えは、

ある意味筋違いであるかもしれません。しかしながら、周辺住民の生活環境に

影響が出たという観点で、市民の住みよい町を守るために、今後も執行部の

皆さんのご尽力を御願いしたいと思います。

 また、通学路に関しても、迅速な対応で見直していく体制を整えていくとの

御答弁を頂きましたが当該地域の方から、そういった諸問題が発生した場合に、

どのような手順を経て相談したらよいか?といった疑問もいただきました。

教育委員会、学校、PTA、地元組織が連絡をとって、そういった問題を吸い上げる

仕組みが存在しているかと思いますが、それを十分に活用できるよう、

関係各所の皆様のいまいっそうの支援を御願いしたいと思います。

 今回は、大型店出店に絡んでの中での事前予測について話をさせていただき

ましたが、この問題に限らず、常に事前予測という考えを念頭において物事を

進めていってください。

 つづいて、当該地域の総合的な環境整備についてですが、当該地域の

自治会では、住民の視点から見た街づくりを考えていく組織として

「まちづくり委員会」なるものを発足させるため、準備を進めているとの話を

伺いました。最終的な目標として住民から見た街の方向性をまとめ、行政側と

タイアップして街づくりをしていこうという考え方からと伺っております。

 これからの街づくりは、なにもかも行政にやってもらうのではなく、問題を分析し、

自分たちでやるべきこと、行政に御願いするもの、住民と行政がタイアップして

やっていくもの、といった考え方が必要になってくると思います。

 そういったスタンスでの街づくりは、結城市としては、新しい手法の街づくりとして

注目できる事例だと考えております。こういった事例は、真の住民参加型の行政を

推進していくモデルケースともなりうるのではないか? と私自身も、

注目をして見て行きたいと思っております。
 

市町村合併に関するアンケートの集計結果を受けての
今後の取り組みについて

 
 つづきまして、市町村合併に関する問題ですが、これは、住民の皆さんが、

非常に関心を持っている問題だけに、その慎重な判断・慎重な線引きが必要で

あるとは十分に認識しています。

 その一方で、立ち遅れている状況でもあり、迅速な対応が必要であるとも

考えております。また、決定までのスケジュール・判断に至った経緯は、

広く市民に知らしめるべきであると考えております。今回の事例に限らず、

市民の皆さんは、行政の進め方・判断経緯を非常に注目してみております。

それは、議会傍聴に訪れる市民の皆さんがたくさんおられることからも周知の

事実でありますし、市民にしっかりとした説明・情報の公開を行い、理解を得ながら

進める事が必要です。今後も、そういった姿勢での取り組みを

強くお願いいたします。

 最後に、執行部を代表して、平塚市長に御答弁を御願いします。本定例会、

一般質問の初日、9番議員さんからも質問がありましたが、市町村合併問題に

おいて、トップとしての市長の采配が大きく左右するのは紛れも無い事実で

ございます。

 昨今の地方自治における最大の曲がり角ともいえるこの市町村合併問題を

クリアしつつ、これからの結城を創っていくためには、市長の強力な

リーダーシップがなくてはならない状態です。

 そういった、結城市民53,000人が注目している問題に対して、トップとして

どのような見解でおられるのか、どのように捕らえているのか、重複した内容かと

思いますが、現実問題を踏まえて、簡潔明瞭に御答弁を御願いいたしまして、

まだ時間が残っておりますが、3回目の質問を終わらせていただきます。
 

《 答弁者・市長 》

 
 立川議員さんの真摯な質問の姿に期待をしたいと思います。

 私に対する御質問の、合併についての私の考え方でございますけれども、

合併の取り組みにつきましては、先程来公室長から答弁している状況が

現況の内容でございます。いろいろ、合併についてのご指摘がございまして、

大変、参考にはなるご意見もいくつかございました。やはり、市民が望む

幸せな方向をどう見出すかということに、私と致しましては苦心をしております。

そういうことで、合併への取り組みにつきましても、私もかなり早い時期から

集会に参加したときに、市町村合併についての話題提供をしてきたつもりで

ございましたが、なかなか市民の皆様方の合併に対する反応はあまり敏感で

なかったという印象がずっと強くございました。また、農協の合併が、やはり、

結城市民の皆さんの合併アレルギーを感じられるというところも私自身も、

感じたということもございます。そういうことで、今回のアンケート調査等の

結果をみましても、かなり微妙な市民の皆さんのご意向という事がございます。

 そういうことで、平成17年3月が合併特例法の期限ということで、

タイムリミットが迫っている状況でございますし、合併法定協議会の設置期間が

最低20ヶ月が必要であると、言われてきておりますので、おそくとも、

夏前までには判断がもとめられております。総務省のほうでは、審査期間等を

短縮しても今後できるだけ合併を促進したいと意向があり、法定協議会設置後の

スケジュールがハードになるものの、秋口、または遅くとも、年内には

関係市町村の議会承認を頂かなければ、合併特例法の期限内での

合併は・・・が、秋口に議会承認がいただければ、期限内での合併は可能と、

考えてはおります。

 当初から申し上げてきましたように、アンケート調査を重視いたしておる

ところで、これまでも、小山の事務局との協議も行って、意向の見極めもして

きたところでございますし、その内容は先日ご答弁した通りでございます。

今後も、隣接する市町村との協議を行うなどして、最終的には、

合併する市町村の互いの住民にとって将来に渡り一番形のいい合併を

模索して判断したいと考えているところでございます。
  

 
1回目の質問・答弁 2回目の質問・答弁 《3回目の質問・答弁》



「一般質問の要旨」のページに戻る