《ボランティア活動と地域通貨について》
詳細な御答弁ありがとうございました。
まず、ボランティア活動と地域通貨についてでございますが、
現在では、行政主導での地域通貨の導入がなされたケースが無い事、
どちらかというと、NPOやボランティア団体が中心である事、
人材の交流ができるというメリットがございますが、半面、管理の問題や、
交換する場合の相場の問題など、なかなか難しい事が、私としても
よく理解できました。
執行部からは現段階では管理経費等の問題もあることや、まだ、
行政主導で地域通貨の導入がなされていない現状について答弁を頂きました。
また、今回インターネットで私としても、調査をしてきたなかでも、
名称はみつかったのですが、その先を探していくと、そのサイトがなくなって
いるものもあったりと、地域通貨として存続しているもの、
残念ながら円滑に回らずに廃止となってしまったものと、それぞれ、
あるのではという風に受け止めております。
という状況からも、完全にお金となりかわる形での導入は、時期尚早であるという
見解との認識をしておりますし、私としても、了解といたしたいと思います。
しかしながら、業務や範囲を極めて限定した中での運用、先ほどの2回目の
質問の中で提案した、ボランティア人材の確保のための施策としての導入は、
これからも調査、研究をぜひ続けていっていただきたいと思います。
一般質問の初日にも、ボランティアの人材を集めて、業務を手助けして
もらってはどうかといった提案がございましたが、ただ募集をかけて、
人を集めるというだけではなく、無償、あるいは、きわめて低い報酬で力を
貸していただくわけですから、活動しやすい場所を提供したり、
将来、自分がボランティアを受けられるという形で還元されるなど、
活動しやすい仕組みをつくっていくことも重要であると考えております。
担当部局より、調査研究という話もございましたので、是非とも
よろしくお願いしたいと思います。
《青色回転灯による防犯パトロールの促進について》
つづいて、青色回転灯による防犯パトロールの促進にでございますが、
当局側での規制緩和に加えて、行政側でも委嘱をしてからの運用になるなど、
要綱などの設置が必要という現状についても理解をできました。
これらについては、早急に進めていただきたいと考えております。
また、青色回転灯による防犯パトロールの制度の中で、車が特定されて
しまうという点は、団体で運用する場合を考えると、いささか制限されてしまい、
取り組みにくいという感想も持っています。
自治会やPTAなどの団体では、毎日交代でパトロールを実施しているのが
現状かと思いますが、その団体が専用車両をもっているというケースは
ほとんど皆無ではなかろうかとおもいます。
したがって、現行では規制緩和を受けた、特定の方が所有する車両が、
コンスタントに防犯パトロールに出動するということが考えられ、
所有者が常に出る、というケースも十分考えられます。
当初説明を受けた際に、青色防犯パトロールを受ける人が講習会を
必ず受けることや、自治会単位で認可を受ける といった部分については
理解をできたのですが、車が限定されるという点においては、
とっさに先ほど申し上げたデメリットが発生してしまうという感想を持ちました。
たしかに、青色回転灯をつけた車を特定できないということは、
警察当局としても管理上困るという問題や、車検証に何らかの形での
記載がない車に回転灯の設置を許可するということは
国土交通省としても困る、というのが現状なのかもしれませんが、
車のどこかに規制緩和車であることがわかるものを装着する、たとえば、
仮免許での路上練習の際に「仮免許練習中」のプレートをつければ、
一般車両でも路上練習が可能となるといった形のように、車両を特定しなくても、
団体への認可により、運用できるような仕組みへの改正についても、
要望していただきたいと、つよく要望をさせていただきます。
せっかくの規制緩和も、運用しづらいものであれば、本来の目的にそぐわない
結果となってしまいます。とりあえず、民間団体に活用をしてもらえるよう、
担当部局で申請作業の支援や、要綱の整備を行っていただいて、
現時点でのスタートを切り、一定期間後、運用団体の意見を取りまとめて、
国土交通省や警察当局へ意見を挙げるなどの運用フォローにも精力的に
取り組んで頂きたいと強く要望をさせていただきます。
最後になりますが、ボランティアと地域通貨について、青色回転灯による
防犯パトロールの促進について、小西市長から御所見を頂きまして、
今回の一般質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
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