2005.6.9 ~ 2005.6.21 平成17年 結城市議会 第2回 定例会


たちかわひろとしの一般質問 全文掲載(3回目)
 
 
今回の一般質問の質問・答弁の全文を掲載しました。

量が多いですが、気長に読んで頂ければと思います。

 
1回目の質問・答弁 2回目の質問・答弁 《3回目の質問・答弁》

 

3回目の質問・答弁



《公達地域の住環境整備について》


 詳細な答弁有難う御座いました。

 まず、公達地域への今後の整備方針、考え方についてでございますが。

財政難の状況の中、執行部の当該地域に対する基本的な整備に対する

考え方が継続をされており、雨水排水整備事業の終了後、

合併浄化槽などのつなぎこみが一段落した段階で舗装などの整備を

進めていただける考えがあることに、感謝をしておるところでございます。

 当該地域は、かつて区画整理事業の中座した地域でもあり、

その状況下で、多くの住宅が建ち、なかなか手を加えにくい状況下にあることが

現状ではないかと思います。市道路線図を見るたびに、区画整理の行われた

地域との市道の密度の差を実感しております。

 しかしながら、その一方、かつての公達地域の区画整理の話が持ち上がった

時期が、経済不況の見え隠れし始めた時期だったということもあり、

もしもの話をするわけではございませんが、住民や市の財政状況を

圧迫することになったかも知れないことを考えると、判断の難しいところで

ございます。

 そのような経緯の中で、時が流れ、現在は、執行部・議会の協力を頂いた中で

雨水排水整備事業が実施をされ、また、当該地域の地域住民も、

なにか自分たちで出来ることはないかという観点で街づくり委員会を立ち上げ、

色々と思案をしながら町内の活性化や住環境整備の促進にとりくんでおられます。

 一例を挙げるならば、年2回の市のクリーンデーにならって、

市のクリーンデーのない月に、町内のクリーンデーをさだめて、

清掃をおこなったり、空き地を地権者の同意を得て整備をし、花壇を作ったり

ベンチを設置したりという美化運動など、住民の視点で町をよくしたい、

そんな思いで取り組んでいると伺っております。

 こういった組織に、道路の清掃を委託することで、行政にとっても道路清掃に

関する予算が削減できるし、町内としてもコミュニケーションを図りながら、

財政的にも潤うという効果を生み出す結果にもつながるかと思います。

 そういった観点でも考えていただきたいですし、当該地域の住民の皆さんも、

自分たちで出来ることを協力したいという姿勢でおることを受け止めていただいて、

今後の整備促進を宜しくお願いしたいと思います。


《市民情報センター運営について》


 最後に、市民情報センター運営についてでございますが、

先ほど、コスト削減の要因や、初年度の目的について詳細な答弁を

いただきました。

 一方でコストを削減し、ある一方ではやるべきことをやる、という相反する

目標の中で実現をしていくという大変矛盾をした要望をしていることは

重々承知をしております。
 
 しかしながら、先程来申し上げているように、コスト削減にいそぐあまり、

本来すべきことがなされなければ、それは真の意味でのコスト削減には

つながらないし、かといって、目標を達成することだけを念頭においてしまっては、

到底コスト削減は実現できないと考えています。

 また、2回目の質問の中で、会計区分を切り分けてみればとの

提案をいたしましたが、これもコスト削減への手法の一端となるのでは、

と考えております。

 といいますのは、測る尺度がかわれば、違った方向から見れば、

また新しいものが見えてくるのではとの観点からの提案でございます。

会計区分を切り離してみれば、より細かい部分がみえてきたり、

情報センターと図書館の、2つのものを1つのものとしてくっつけてみたら、

両方に同じような費用を計上していた、なんていう新しい問題が見つかるかも

しれません。

 執行部の皆さんからすれば、一見、手間の増えそうな提案をしているように

見られるかもしれませんし、直接的なコスト削減につながるのか?といった

疑問をもたれるかもしれません。

 確かに、直接的なコスト削減につながる提案ではないかもしれませんが、

多角的に分析することであらたな問題が見えてくることもあるかと思います。

 人件費の削減、消耗品の削減、事業費の一律カットなど、単純な削減には

一定の限界があり、そこから先に突っ込んで分析をしていくためには、

新たな視点が必要であり、会計を区切って運営して精査をしたり

情報センター図書館を別物としてみて複雑化をせず、

1個のものとしてみる、これも、おおきな視点の改善かと思います。

 ちょっと話がそれますが、前回の3月議会で市債を使わない予算編成の

シミュレーションについて提案を申し上げました。

 執行部では考えられない、という回答でしたが、私から見れば、そんな試算は、

物を動かすわけでもないし、材料を買ってくるわけでもないし、財政を

良く知っている方が、パソコンで表計算ソフトを使えば

簡単に試算できるのではと考えています。

 考えられないという固定観念にとらわれるあまり、可能性をなくして

しまっているのではとの感想も持っています。今回の多角的分析にしても、

内容を良く知っている方であれば、すぐにできるのでは、と考えております。

思います。

 現在は便利な道具もあるわけですから、考えられない!っていう考えを

払拭してちょっと計算してみよう、くらいな考えていろいろなパターンをつくったり

条件を設定してい計算すれば、あらたな削減が出来る部分も見つかってくると

考えております。

 逆に固定観念にとらわれず、そういった考えでいかなければ、

あらたな行政改革はできないと思っていますし、お金かけずに机上だけで

十分にできるんじゃないかなっていう考えもあって提案をさせて

いただいております

 建物は全国に誇る優秀なものなのですから、その建物を驚くほど低コストで、

しっかり運営しているということがわかれば、全国からの注目はさらに増すと

思いますし、それこそ、そういった運営を指導をしている担当者さんは

全国から引っ張りだこになるのではという思いで、今回の提案をさせて

いただきました。

 建物そのもののみならず、運営方法の面でも全国に誇れる施設と

なってほしいと考えております。
 
  
 最後になりますが、公達地域の住環境整備について、市民情報センターの

運営について、小西市長から御所見を頂きまして、今回の一般質問を

終わらせていただきます。

ありがとうございました


  
 

《 答弁者 : 市長 》



《公達地域の住環境整備について》


 公達地域の住環境整備についてで御座いますが、公達地区雨水配水

対策事業については、平成12年度より事業に着手し、現在まで順調に

推進しているところで御座います。

 今後につきましては、市の財政事情と調和を図りながら、年次計画の中で、

さらによりよい環境作りを進めてまいりたいと考えております。

 ご不便をおかけすることもあろうかと思いますが、ご理解ご協力を

よろしくお願いいたします。
 
 
《市民情報センター運営について》


 また、市民情報センターの運営についてで御座いますが、図書館を核とした

市民情報センターは開館以来、多くの来館者を迎え、これからも市民サービスの

向上と、経費の削減に努力しながら、市民の皆様とともに

よりより施設づくりを目指してまいりたいと考えているところで御座います。

 いろいろな、会計を変えるとか、多角的な見方を取り入れたらどうかとか、

というお話もありましたが、そういうことも十分に考えた上で、

よりよい施設の運営にこころがけてまいりたいと考えております。

 やはりこの施設が皆様に愛され、市民一人一人に生活の一部となり、

知識や文化の出会い、発見さらに交流の場に、豊かな人生の一助と

なりますよう、今後も努力してまいりたいと思います。
 
 
 またご協力をよろしくお願いもうしあげます。
 
 

 
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