2005.6.9 ~ 2005.6.21 平成17年 結城市議会 第2回 定例会


たちかわひろとしの一般質問 全文掲載 (2回目)
 
 
今回の一般質問の質問・答弁の全文を掲載しました。

量が多いですが、気長に読んで頂ければと思います。

 
1回目の質問・答弁 《2回目の質問・答弁》 3回目の質問・答弁

 

2回目の質問・答弁

 
《公達地域の住環境整備について》


 御答弁有難う御座いました。

 まず、公達地域の住環境整備についてでございますが、

当初予定に対して77%の完成ということで、平成17年度は4路線を予定し、

前回市道認定を頂いた個所についても、計画として考えていただいて

いるということで、ありがとうございました。

 当該地域の雨水排水事業については、財政難という状況下ではありますが、

そういったなかでも、まとまった予算を確保していただいた上で、

事業を進めていただいておるというのが現状で御座いまして、

執行部、並びに、議会の皆さんには感謝申し上げる次第でございます。

 平成16年4月からは、合併処理浄化槽を使用するという条件で、

つなぎこみの許可をいただけたことで、さらに住環境整備においても

一歩前進することができ、当該事業を推進してくださった執行部と議会の協力に、

さらに、つなぎこみを許可して頂いた執行部のご理解に、重ねて感謝を

申し上げる次第でございます。

 さらに、さきほど御答弁いただいたように、当初計画にはなかったものの、

前回の議会において市道認定を頂いた地域への整備も強くお願いをしたいと

思っていたところでは御座いますが考慮をしていただけるということで、

こちらについても感謝を申し上げます。

 当初、当該地域の皆さんが雨水排水事業を執行部、議会へお願いする際に、

今回認定いただいた私道沿いの住民の皆さんも、その推進に向けて協力をして、

熱心に実現に向けて取り組んでおりました。

 しかしながら、計画がスタートしたときに、当該道路が当時、私道であった

ために、整備対象として計画に組み込まれなかったという経緯が御座います。

もちろん、私道路を、市の予算で整備してもらうという要望は、難しいというのは

重々承知をしており、当該地域の皆さんは、公共性の高いという見地からも、

結城市道として認定をお願いすべく、市へ寄付を行い、前回の議会で

市道認定を頂きました。

 しかしながら、私がここで申し述べるほど簡単なことではなく、地権者との

長年にわたる粘り強い交渉の末、調整を行ったと伺っており、

当該地域の住民の皆さんの努力、気持ちをぜひともご理解を頂き、

当該地域の整備についても、これまでの雨水排水事業と同様に進めて

いただきたく、強くお願いを申し上げる次第でございます。

 さて、続いて、公達地域の整備に対する今後の考え方について

質問をさせていただきます。

 公達地域の整備については先程来申し上げておりますとおり、雨水排水

整備事業の促進、合併浄化槽設置によるつなぎこみの許可により、

急速に改善をされているところでございます。

 しかしながら、全体に目を向けてみますと、道路については痛みもひどく、

修繕の必要な箇所があちこちにみうけられます。また、局所的な部分を指摘を

するならば、市道0219号線、大規模店舗北側の道路は、路肩の崩れもひどく、

舗装部分は一番狭いところで3.1mほどの幅で、車両のすれ違いができず、

また、徒歩や自転車で通る際にも難儀をしているようで、軽視できないという

状況であることは、皆さんもご存知かと思います。

 そこで、公達地域の住環境整備全般に関する、今後の方針、執行部の

考え方について御答弁を頂きたいと思います。

 また、舗装などの整備をする際、工事箇所が、水道工事などの整備が

必要な場合には、同時に行う方針で進めていると伺ったことがございます。

当該地域にも、一部、石綿セメント管のつかわれている部分があったり、

また、道路が少ないことから、本管が設置されている延長が少なく、

給水管が網の目のように設置され、細かくつながれていることから、

路地の奥の方に住んでいる方から、水の出が悪くなり、

なんとか改善をしていただけないか、といった相談も頂いたことの御座います。

 市道の舗装整備にあわせて、本管の未設置箇所については、

工事関連地域の周辺住民の住宅数の問題を考慮しながら、あらたに設置を

していただくなどの方向性も視野に入れていただきたいと考えておるところで

ございますが、そういった観点からも、関連質問として、当該地域への

水道整備の考え方について御答弁を頂きたいと思います。

 
  
《市民情報センター運営について》


 つづいて、市民情報センターの運営に関する質問でございますが

年間経費につきましては、総額については、約2億2629万円の見込みで

あるとの答弁を頂きました。

 また、昨年の9月議会に答弁を頂いた数値と比較して、 また、私の試算した

数値と比較して、図書館運営分の数値が加味されていないということで、

私の認識も少し軌道修正をしなければ、という考えにいたりました。

 私の方では「市民情報センター=建物全体」というくくりと、考えておりましたが、

執行部側の「市民情報センターと図書館の2つのもの」という認識の違いでもあり、

私自身の勉強不足も反省しなければならない点では御座いますが、

昨年の第3回定例会で答弁していただいた数値が全てであったという認識で

おりましたので、単純試算では、当初予測とくらべ、大幅に経費がさがるのでは

との認識でおり、認識を改めなければならない、というところでございます。

 また、土地の賃借料についても、別の部分で計上をされているという観点からも、

コストの全体像が判りにくいのではという感想を持っております。

 こういった点については、市民情報センターと図書館を分割して考えず、

1個のものとして考え、特別会計を起こして正確にコストをみていくなど、

運営の考え方を根本的に切り替えていく必要であるのでは、という認識を

しております。

 いままで、市民情報センターが建設されるにあたって、一般会計の中で費用が

計上され、建設が論議をされ、着工、開館、管理運営に至っているわけでは

御座いますが、この辺の手法について、私は、特別会計として立ち上げ、

建設、管理運営、という方向で行えば、入りと出が非常に判りやすく、

年間経費等についても議論がしやすく、コストダウンに関する論議についても、

非常にやりやすかったのでは?というふうな感想を持っておるところで

ございます。

 また、一般会計と切り離して単独会計として考えることで、他の会計に影響を

与えず、じっくり判断が出来たのでは、という考えでおります。

 今からでも管理運営面を一般会計から独立させて、一本の会計として

認識することはできるのでは、と考えておりますし、内容の明瞭化という観点でも、

調査研究をしてほしいと考えております。

 あるいは、決算審査において、部局別の決算表に加えて、大きな建物や

大きな事業について、部局、担当係を超えて集積した数値を作って論議する

ことも必要なのでは、と感じた次第でございます。

 さて、本論からちょっとそれましたが、そういった中でも、当初予測をして

おりました、年間2億7500万円という数字に対して、2870万円ほど

したまわったという答弁をいただきました。

 これについては、コストダウンによる結果、あるいは、当初予測にある程度の

余裕を持たせていたか、など、いろいろな要因があるかと思います。

 この、当初予測より2870万円下回った要因について、執行部の見解を

答弁をいただければと思います。また、経費を下げるための施策を実施されて

おられるのであれば、その内容について答弁を頂きたいと思います。

 つづいて、市民情報センターの初年度の目標と達成状況について質問を

いたします。
 
 先程からコスト削減について話をさせて頂いておりますが、その中でも

やるべきことはやらなければなりません。計画している整備内容、

計画していた事業、イベントなどをきちんと実施したうえで、なおかつ、

コストが削減できてこそ、真のコスト削減となる、と私は考えております。

 コスト削減に走ったがために、本来やるべきことができなかった、

先送りされてしまった、となれば、これは本末転倒になってしまいます。

 そういった観点から、市民情報センターの初年度の整備目的、

運営目的の内容が達成できたかという点について答弁をお願いします。

 以上で2回目の質問を終わります。

 
 

《 答弁者・都市建設部長 》

 
 
《公達地域の住環境整備について》
 
 
 今後の整備方針についてで御座いますが、1回目の質問にもお答え

いたしましたとおり、平成17年度以降の早い時期に、雨水排水路整備事業を

完了する見込みで計画を進めております。現在の道路舗装状況につきましては

路床、および舗装路盤の経年劣化により、非常に悪い状態にありますので、

早急に舗装、補修をしなければと考えているところであります。

 しかしながら、市財政状況も、非常に厳しい状況となっておりますので、

財政状況との調和を図りながら、また、合併処理浄化槽の設置状況等も

斟酌しながら、地元自治会ともよく協議し、年次計画の中で進めてまいりたいと

考えております。

 ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
 
 

《 答弁者・上下水道部長 》

 
 
 それではお答えいたします。

 地域住環境整備のうち、当該地域の上水道整備に対する今後の考え方で

御座います。当市の水道事業は、昭和40年1月に供用開始以来、

給水区域の拡大を目指し、第4次拡張工事まで、給水、及び配水管敷設工事を

順次行ってまいりました。その結果、幹線には概ね給水配水管が設置されて

おります。

 全体と致しまして、市民のみなさんに、安心で、安全な良質な水道水の

供給を目指し、土地区画整理地内の配水管敷設や幹線から離れた地域、

とくに新しく宅地化された住宅地、また、現在地下水で対応されている

農村地域、への給水整備をはかるなど、きめこまやかなライフラインとしての

安心、快適な給水の確保を目指しております。

 また、昭和40年代に整備いたしました旧配水管 約74kmがのこっており、

老朽化が進んでおります。地震などの災害対策の充実を期するために

石綿セメント管等の老朽管更新事業を推進しております。

 今後の整備についてで御座いますが、一部旧配水管が残っている個所は、

舗装工事などの際に一緒に、旧配水管の施行替工事をすべきではとの

議員のご指摘では御座いますが、このような旧配水管、及び、旧給水管の

敷設工事につきましては、工事の効率化をはかり、道路の整備状況に

合わせまして、関係課と協議・連携をしながら順次、事業を進めてまいりたいと

考えております。 

 
  

《 答弁者・教育委員会理事 》

 
 
《市民情報センター運営について》


 情報センターの事業費用がわかりにくいということで御座いましたが、

 今後、十分、検討、研究をしていきたいと考えております。
 
 

 さて、年間経費が当初予測より下がっているが、その要因については、

といった質問でありますが、大きな要因と致しましては、光熱水費と委託費の

節減効果があったという風に考えております。

 光熱水費につきましては、空調の電源を夜間割引利用、温水や冷水を

作っているということ、照明の電灯を極力最低限度に抑えているということ、

トイレの洗浄水、空調、及び、消火用水は雨水を再利用した注水路となって

いることなどが、予想以上に効果を発揮していると考えております。

 また、地下駐車場の照明を常時1/2の点灯、事務スペースやお客様の

立ち入らない場所の照明などに配慮し、最低限度の点灯にしていること、

また、太陽熱を利用した自家発電装置があることも節電の要因の1つかと

考えております。

 また、委託費につきましても、低価格での発注方法を模索し、指名業者数を

増やし、競争させたこと、また、設計内容をさらに精査して発注したこと、

職員が出来る作業は直営で行うなど、経費の削減に努力したことで御座います。

 今後もさらに市民サービスの向上と、経費削減に努めてまいりたいと

考えております。

 次に、目的に対する達成状況で御座いますが、初年度であることから、

多くの方々に施設を知っていただき、そして来館していただくことを念頭に

おいてすすめてまいりました。施設内にご意見箱を設置し、利用される方々の

声を聞きながら、施設の改善、改修も進めてまいりました。

 市民情報センター・図書館のホームページも開設し、常時更新しておりますが、

そのなかで、図書館のホームページへのアクセス件数が、6月9日現在で

81,500を記録しておるところでございます。

 来館者の年間見込みとして、約30万人を目標にしておりましたが、

昨年の5月15日の開館から今年3月31日までの開館日数273日、

この間の来館者、38万9399人でした、その他、県内外から視察に来館された

団体数が、105件、また、中学、高校生の職場体験の受け入れ人数88名など

予定外の実績でもありました。また、白鴎大学生涯学習講座、

茨城県自然博物講座の移動展、コンサートなどの開催も実施いたしましたが、

それぞれ予定以上の入場者数があり、市民の皆様から好評を頂いている

ところでございます。

 1年目ではありますが、施設の活用を図りながら市民の方々の文化的な

向上に寄与できたものと考えております。

 さらに情報の発信基地として、今後もさまざまな講座や、事業を展開中です。

 さらに多くの方々に参加していただけるよう、努力をしてまいりたいと

考えているところで御座います。
 
  

 
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