《 答弁者・市長公室長 》 |
《市政施行50周年を迎えての今後の結城市政について》
これからの街づくりについて、広く市民に人材を求め一緒に街づくりをすすめる
必要があると思うが、市民の人材発掘、人材登用についてどのように考えるか、
についてでございますが、戦後から続いた経済成長期における都市・地域整備は
広域道路や大規模な都市基盤整備が主体でありまして、市民がこれらに
主体的に参加する機会は非常に少ないものでありました。
このようなインフラ整備がある程度実施されました現在では、市民の身の回りの
環境へと移行していると言われております。地域の小公園や公民館などの
住民施設、あるいは住宅周辺や緑や自然環境問題などは、日常生活に
直結することであり、市民自らが発言し参加しやすい問題であります。
最近では、奈良県の吉野町をはじめ議員のお話にもありました、笠間市など、
多くの市町村で街づくり教室が展開をされております。吉野町を例に
見てみますと、町は、地域の課題を住民自らが解決に取り組む創意と工夫に
あふれた活動やその企画を奨励し、奨励金を交付することによって住民の
創意を生かした個性ある街づくりを進めております。
これは、1つ1つの地域作りの結集が全体の街づくりであると考えております。
このような活動を実施していくためには、地域コミュニティー等の非営利組織が
重要な役割を担うことになるため、本市におきましても、今後はこれら組織作りを
含めて調査、研究し、行政と住民が一体となった街づくりを進めていきたいと
考えております。
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《 答弁者・教育長 》 |
《市政施行50周年を迎えての今後の結城市政について》
未来の結城市を担う子どもたちの人材育成についてで御座いますが、
結城市に限らず、これからの社会を担う子どもたちには、たくましく生きる力を
身に付けさせることが必要であります。それは、確かな学力、と、豊かな人間性、
そして、生きるための健康や体力などバランスの取れた子どもたちを育てることで
あります。議員が指摘される人間的に豊かな教育とは、まさにそういうこと
だろうと思います。
としますと、教育全体にかかわることで、大変広範囲にわたりますので、今日、
特に、重要かつ緊急の課題であります豊かな人間性を育てる教育に絞って
みたいとおもいます。
これは、学校教育の全ての領域を通して育てる取り組みが必要であります。
ここでは、現在の本市の教育でとりくみつつある、あるいは取り組もうとしている
中から、3つ申し上げたいと思います。
1つめは、心の栄養といわれる読書の推進です。すなわち、読書への意欲を高め、
読書の習慣を身に付けさせることであります。そのためには、現在各学校で
進めている朝の読書活動をさらに進化・拡充させて、家族ぐるみで読書する
環境作りを進めなければなりません。さらに、司書の配置などによって、
学校における図書室を充実し、地域の人への貸し出しをするなど、地域への
開放も進めたいと思います。また、5月にオープンした「ゆうき図書館」の効果的な
活用を図らなければなりません。先月には県の読書活動推進計画が公表された
ことに伴い、本市の読書活動推進計画の策定を進めます。
2つめには、地域に開かれた学校作りをいっそう進め、人と人とのふれあいの
機会や活動を多く取り入れて、他の人とのかかわり方を学びながら、他人に
対する思いやりや、感謝の気持ちなどを育てたいとおもいます。学校や地域で
異なった学年、異なった年齢の子どもたち同士の活動や、幼小中の子どもたちの
相互交流、高齢者や障害者とのふれあいを、積極的に進めます。
3つめに、地域の青少年育成に関する団体との連携を密にし、社会体験や、
自然体験活動を通して、社会の役に立っているという有用感や達成感を味あわせ、
自信を持たせるとともに、自然や生命に対する、するどい感性を育てていきたいと、
というふうに思います。さらに、職場体験学習を期間を長くするなど拡大したり、
ボランティア活動に積極的に参加させるなど、特色ある学校作りを進めながら、
学校行事や社会行事を見直し、内容をいっそう充実させてまいりたいと思います。
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《 答弁者・保健福祉部長 》 |
《ひとり暮らし老人等緊急通報装置の運用について》
緊急通報装置の適用条件の拡大のご質問で御座います。
一人暮らし老人等緊急通報装置貸与事業は、一人暮らし高齢者の急病や、
災害などの日常生活の緊急事態に迅速かつ適切な救援活動ができるよう
通報装置一式を貸与し高齢者の不安の解消を図るもので御座います。
緊急通報装置は、本体および手元押しボタン、ペンダント、ガス漏れセンサー、
火災センサーがセットになっておりまして、設置工事費を含む単価が一式
11万2900円で御座います。また、年1回の保守点検が必要で御座います。
1台あたり1万円、そのほか、ガス漏れセンサー、火災センサーについては
5年ごとに交換となります。2台で約1万5000円の経費が必要で御座います。
平成16年6月1日の現在で申し上げます。65歳以上の単身世帯数が
1129世帯、独居老人として市に登録してある世帯が336世帯、
緊急通報装置設置済み世帯が231世帯、待機者世帯が44世帯となって
おりまして、毎年新規設置台数20台を見込んでおります。
今後、ますます高齢化が進展することによりまして、設置希望者が増加をする
ものと思われます。また、適用条件を拡大することによって、待機者世帯が
増加することは確実で御座います。それにともないまして、事業費の大幅な
増加が見込まれるもので御座います。
従いまして、適用条件の緩和につきましては、財政状況を鑑みながら
今後検討してまいりたいというふうに考えております。
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《 答弁者・都市建設部長 》 |
《公達地域の住環境整備について》
市道0219号線の道路舗装・補修についてで御座いますが、
公達地区につきましては雨水排水施設の整備が急務と考えております。
しかしながら、緊急に整備が必要なところにつきましては、年次計画等に
よりまして適切な舗装・補修工事を進めてまいりたいと考えております。
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