2003.9.12 ~ 2003.9.26 結城市議会 第3回 定例会


たちかわひろとしの一般質問 全文掲載 (2回目)
 
 
今回の一般質問の質問・答弁の全文を掲載しました。

量が多いですが、気長に読んで頂ければと思います。

 
1回目の質問・答弁 《2回目の質問・答弁》 3回目の質問・答弁

 

2回目の質問・答弁

 
 御答弁、有難うございました。

 今回の事件は、誰から見ても、とんでもない出来事であり、何処へ行っても、

「結城市」と話すと、「色々大変だね。がんばって」という、非常に複雑な励まし方を

される機会が多々ございました。これは私に限らず、議員・職員はもとより、

市民の皆さんも、ご経験があったかと思います。

「今回の経験を生かして」という表現は、適切ではないかもしれませんが、

市民の怒りの声を決して忘れず、二度とこういった事件がおきないように、

全力を傾けて市政運営に望んでいただきたいと思います。市民の皆さんも市政を

よく見ておりますし、期待をしていると感じております。


 さて、ただいま、野澤助役さんより入札制度改革の進捗状況、内容について、

御答弁をいただきました。それに対して、今後、クリーンで、開かれた政治を

目指している新市長さんは、どのように受け止めているか、御答弁をいただきたい

と思います。新市長さんとしては、クリーンな政治を目指してご当選を果たされ、

当然、再発防止は、念頭課題としてもっておられると市民も議員も考えて

おります。また、個人的な事柄に触れることとなり、大変申し訳ありませんが、

市長さんは、今まで結城市と契約をされる立場のご経験もおありのようですので、

現行の入札制度・契約制度がどういった内容であるかは、熟知をされていると

思われます。

そういった市長さん御自身の今までの経験を加味した中で、今後、入札を

執行する側として、入札制度の改革の取りまとめに関してどのような所見を

お持ちであるか、御答弁をいただきたいと思います。

 また、こういった不祥事が起きたときには、その原因を究明することが急務と

考えております。現行の入札制度にどのような問題があったのか、詳細に調べて

明らかにし、市民に対してもいったい何がおきたのかを明らかにすることにより、

市長さんのおっしゃられている情報公開、クリーンな政治への第一歩に近づく

のではないかと、私自身は考えております。是非行っていただきたいと

考えておりますが、市長さんといたしましては今回の事件に関しまして、

内部調査の実施を検討されておられるのか、御答弁をいただきたいと思います。
 
 
 つづいて、市長さんの、今後の政治姿勢についても御答弁をいただきたいと

思います。遅ればせながら、このたびの市長選でのご当選、誠におめでとう

ございます。

 私は、今回の市長選において、小西候補、荒井候補の言動には関心を持って

聞かせていただきました。おそらく関心を持ったのは、市民の皆さんも一緒で

あろうと考えております。私も、市民の皆さんが、できるだけ両候補の意見を

聞く場や、逆に両候補が市民の皆さんの声を聞く場を公平な形で提供をさせて

いただきたいとの考えで、当時、立候補予定者として名前の挙がっておりました、

小西さん、荒井さんの両陣営に対しまして、合同の立会演説会が開催できない

かを、打診をさせていただきました。皆さんもご存知のとおり、現行の公職選挙法

では、候補者と関係ない第三者が立会演説会を主催することは禁止をされて

おります。ただし、両候補の合意の下での実施であれば公職選挙法に

抵触しない、との事例があるようでして、それにもとづいての、両陣営への

打診でした。しかしながら、これにつきましては、私の勉強不足もございまして、

法律の確認、前例の調査などに時間がかかり、打診をさせていただいたのが、

告示2日前という状況も御座いまして、実現は難しい状況でした。

 また、先ほど述べましたとおり、私のサイトで、市民の皆さんから、次の市長に

求めるもの、という題で意見徴収をおこなったなかで、意見の大半は、

「今回の不祥事は非常に恥ずかしい」「二度と同じ事を繰り返してほしくない」と

いう内容でした。また「マニフェスト」の提示を求めたいとのご意見もございました。

そういった経緯の中で、市長さんの公約である「クリーンで開かれた政治」に

ついて、お伺いをしたいと思います。市長さんのおっしゃるとおり、クリーンで

開かれた政治、これは市民全員が求めるものであり、そうあってほしいと思って

います。もっというならば、クリーンであるのは当然だ、という意見もあるでしょう。

しかしながら、お題目だけでは、絵に描いたもちになってしまいます。

市長さんご自身は、どのような手法で、この「クリーンで開かれた政治」を

実現しようとなさっているのか、簡潔明瞭に御答弁をいただきたいと思います。

また、市民の皆さんに対しては、何を持ってクリーンな政治を実施していると、

認識してもらおうとされているのか、お考えをあわせて御答弁ねがいます。


さらに、今回、「クリーンで開かれた政治」を求められているのは市長さんだけでは

なく、結城市役所全体もそうであると考えています。市役所全体の取り組みも

大変重要であると考えています。

市民の皆さんに「安心して行政を任せてください!」と認識して頂くために、

市長さんがどのような方針を持っておられるのか、これについても御答弁を

いただきまして、2回目の質問とさせていただきます。
 
 
 

《 答弁者・市長 》

 
 お答えいたします。

 市を思う気持ち、クリーンな政治を、ぜひ推進、一緒にしたいという立川議員の

気持ちに沿いまして、私も一生懸命やる覚悟でおります。

 それでは、おたずねの質問に対してお答えいたします。

 入札制度の見直し策につきましては、先ほどから助役ならびに公室長から

お答えをさせていただきましたように、18名の入札制度調査検討委員が

県をはじめ、先進地など調査の上、検討を重ねとりまとめたものが先ほど

発表させていただいたもので御座います。この見直し案につきましては内容の

説明を受けました。結城市の人口や予算の規模、立地的な条件、あるいは

税金の公平な使い道などから勘案しまして比較的ベターな案であるとし、

私もこの案を了承いたしました。そして、直ちに10月1日から試行できるよう

指示したところでございます。また、見直しを行う上で、再発防止策を盛り込むべき

とのご指摘もありますが、まさに、そのとおりで御座います。

 今回の事件の原因は、発注者側の恣意的な介入にあるともいわれております。

したがいまして、いままでもお答え申し上げておりますように、

今回の見直し案には、私をはじめ、発注者側の介入を排除することを第一に

盛り込んでおります。


 次にお尋ねの、市長の目指すクリーンな政治についてはどういうことかという

ことで御座いますが、先ほど15番・中田文雄議員にお答えしたとおりで

ございまして、私の選挙公約の1つにクリーンで開かれた公正な市政の実現を

挙げさせていただきました。具体的に申し上げますと、まず最初、企画立案の

段階から市民に参加を呼びかけ、あるいはボランティア活動への参加を

呼びかけるなど、市民参加型の市政を行います。2つめとしましては、

プライバシーを保護した上で、徹底した情報の公開を行うように勤めて

まいります。3つめには、透明で公平な論理感を持ったガラス張りの市政を

進めます。4つめには、役職員の女性登用や各種委員の女性参加を目指した

男女共同参画社会の促進に積極的に取り組みます。

このようなことなどをしまして、公正公平な市政の運営を図っていきたいと

思っております。
 
 

 
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