2003年12月31日(水)   雑感 今年のたちかわひろとし
約3日ほど日記の更新をサボってしまった。
27日に公達子ども会の持ちつき大会に参加をして今年の公式行事も終了。

さて、今年は、皆さんのご支援で選挙に当選し、市議会議員として
活動を開始させていただいた。ホームページでの情報発信、
後援会報の定期的発行など、活動のペースもつかめてきた。
特に後援会の皆さんには、後援会報発行のお手伝いを頂いたり、
議会傍聴にお越しいただいたりと、多岐にわたるご支援を頂いた。

出馬を決めた当初から考えていた政治資金の透明性を図る意味での、
議員報酬公開を実施できたのも、大きな成果だと考えている。
政治活動資金のオープン化ついても、「立川ひろとし後援会」の収支報告を
公開する形で実現したい。これはホームページや後援会報に掲載する形で
実施する予定である。政治資金については、政治団体として茨城県
選挙管理委員会に届けた時点で、毎年の収支報告が義務付けられ、
その内容は請求により何人でも閲覧ができる。なので、隠すつもりは
まったくなく、むしろ率先して公開するつもりでいる。

また、今年は市長汚職事件による逮捕・辞職・出直し選挙など、
激動した結城市政であった。平塚前市長の逮捕・入札制度の見直しで
一区切りがついたようにも思えるが、本当にこれでおわったのか、
私はまだ疑問に思っている。(仮称)内部告発保護法も検討されている今日、
違った角度での真相究明をすべきであったと考えている。私は9月議会の
一般質問で「内部調査委員会」の設置を提案申し上げたが、市長からは
「司法判断にゆだねる」との答弁で、実現にはいたらなかった。

市議会とは市政のチェック機関。しかし、市議会議員の視点だけでなく
市民の皆さんの視点も必要。決してこういう大きな事件があったから
言っているのではなく、常日頃から皆さんの視点が市政には必要なのである。
しかし、皆さんに判断を頂くためには、正しい情報をきちんとお知らせする
必要がある。来年も、議会の情報・市政の情報をできる限り幅広い媒体を
使って皆さんにお知らせしたい。

今年1年、本当に有難う御座いました。

来年もどうぞ宜しく御願いいたします。


2003年12月27日(土)   公式行事は今日で最後
お昼前に、公達集会所で公達子ども会の餅つき大会に参加。
公達町内会HPの管理人もやっているので、掲載用の写真撮影の
目的もあって参加。前日からの雪が残り、ちょいと心配であったが
子どもたちはそんなのはなんのその。駆けずり回ったり、雪合戦をしたり、
お腹がすけば餅を食べたりと、ひさしぶりに元気な声を聞いたような
気がする。今後もこういった地域で子どもたちが遊ぶ機会を、
町内会・子ども会・行政がタイアップして作っていく必要があるような
気がする。

もっとも、昔は大人がそういう機会を用意しなくても子どもたちは
自分で遊んだし、遊び方を知っていたと思う。回りが機会を提供しないと
遊べない子どもたちにしてしまった我々の責任もあるだろう。

夜、小学校時代の同窓生との飲み会に参加。
地元にいる人達や、予定を合わせて帰省してくれた人の総勢9名であったが、
非常に楽しかった。ざっくばらんに飲んで話のできるのは非常に
ありがたい。結婚できない私の心配をしてくれるあたりはさすが同窓生。
これからもお世話になります・・・。


2003年12月25日(木)   クリスマスですが・・・
特に私は平常時と何も変わりません。

一般質問のテープ起こしをおこなったものを抜粋してHPに掲載、
また後援会報にも掲載、これらの作業を昨晩何とか終わらせたものの
夜更かしの影響で風邪が悪化。書き終わった後援会報も何人かの
後援会役員の方に原稿チェックを依頼し、とりあえず急ぎの作業は
全て終了。あとは年明けに印刷して発送するのみ。

午後から教育振興大会へ。結城出身の詩人である小野省子さんの講演や、
結城中学校、上山川小学校の生徒さんの合唱、演奏などを
見させていただく。私は未婚であり子どももいないため、実の親としての
教育を体験したことはない。しかしながら、努めて学校や教育委員会に
出向いて話をうかがい、日々勉強をしている。教育や福祉は、投資しても
すぐに効果の出にくい分野なだけに、予算が削られやすい部分でもある。
しかしながら、効果が出るまで時間がかかるだけに、計画的に
継続して、施策を実施する必要がある。その視点を忘れないように
今後も取り組んでいきたい。

夜、会社員時代の友人と食事の約束をしていたが、先方の体調不良で
キャンセル。そこで、のんびり年賀状を作成。

公職選挙法では、選挙区内に対して挨拶状の送付が禁止されているので、
いわゆる市外への年賀状は対象とならない。そこで、市外の方で、
昔からお世話になっている方への年賀状は例年通り出す予定。
市内の方に対しては、年賀状は自粛し、後援会報を発送する形と
させていただきたい。

常々思うのだが、公職選挙法は常識的な人と人との付き合いまでも
規制している。選挙のお礼に伺うのも禁止、年賀状も禁止。
お金のない人でも、政治に携われる社会を作るために必要なのだろうが・・・。
まあ、公選法に限らず、規制をしなければ秩序が守れなくなっているだけ、
人の気持ちがすさんできているのだろう・・・。


2003年12月24日(水)   クリスマスイブですが・・・
特に私は平常時と何も変わりません。

午前中から議会事務局で、この前の議会の自分の一般質問のテープ起こし。
今回は取り上げた問題も多いことから、非常に時間がかかった。
しかも、風邪をひいたのかちょっとだるく、ペースの上がらない一因に。
4時過ぎに一通り起こしおわるものの、確認の為に再度チェックする
時間がなかった。市役所の定時時間である5時15分まで出来る限り
再度テープを聞きながらチェックしたが、8割程度しかチェックできなかった。
まあ、内容は正確であり多少の言い回しが異なる程度なので問題は
ないかとおもわれる。

今晩中に起こしてきた原稿をホームページに掲載し、また、
後援会報の自分の一般質問のページに追加して完成させたい。

世間ではクリスマスイブであるが、どうも今年も私は関係なさそうだ。
サンタさんがこないとか悩む前に、自分がサンタさんみたいな体型に
なってしまったことを何とかするほうが先決のようだ。しかしながら、
先日の障害者のクリスマス会ではサンタさんの衣装が着られず、
なんだか中途半端な自分に情けなくなる今日この頃である。


2003年12月23日(火)   茨城市町村政策研究会 定例会
午後4時に車で結城をだらだらっと出発し、大洗町へ。
途中、水戸市内に入った頃カーナビの機嫌が悪くなり、居場所がわからず
ちょいとあせったものの、看板だけを頼りに何とか会場へ。

茨城市町村政策研究会は県内の先見的な視野で活動している議員の
集まりで、私もひょんなことから声をかけていただき、参加させて
いただいている。(正確には今日入会の手続きを済ませた)

前回の会合以降に選挙で当選された8名の議員のお祝いや、
近々選挙を控える4人の議員さんの激励会もかねての会。
私はどちらかというと他の市町村の議員さんとの交流がなかなか
ないだけに、こういった会に入れていただいたのはありがたい。
名刺交換をしながら、どういった活動をしているかなどの
意見交換をさせて頂くだけでもありがたい。政党を掲げている方、
無所属の方、いろいろな視点で活動している方がおられる。

私自身は無所属で活動しているが、今後、政策研究会の皆さんの応援と
いうことで、政党を掲げている議員さんを応援することも十分考えられる。
私は政党云々よりも、その方を信じて応援をさせて頂きたいと
考えている。この会に所属している方は、党云々よりも、
議員として本来あるべき姿を求め、常に市民の側に立って
活動する方ですし、だからこそその人を信じて応援をするので、
その辺はご了解を頂きたい。

午後9時過ぎに会場を後にし、結城の家路についた。
ちなみにカーナビは最後までだんまり状態。こまった・・・。


2003年12月21日(日)   よい映画をひろめる会
お昼から市民文化センターアクロスへ。
よい映画をひるめる会の映画上映会の手伝いに。

昨年の10月頃に会に参加してからはや1年。
上映会の手伝いも3回目。だいぶ慣れてきたところである。
今回の映画は、住井すゑの記録映画である。
内容が難しいだけに、なかなか宣伝も難しく、今回は来場者が
500人くらい。しかしながら、来てくださった方には非常に好評で
この映画を選んだ会の方の見る目の素晴らしさには毎回感服している。

会でも若い人をドンドン募集して、若い人に引っ張って言って欲しいとの
意向もあるようだが、若い人が、よい映画を選んでいくだけの目が
あるかというと、私にはその自身はまだない。色々な人生観を持ち、
経験を踏まえた上で選んでいくから、よい映画(任期という意味ではない)が
選べるのであって、私も含め、若い私たちの世代が、「よい映画を
ひろめる会」として推薦すべき映画を選べるかというと・・・。

だからこそ、広い世代の考えが必要だと思っている。豊かな経験が
必要な部分、若い勢いが必要な部分、それらが融合してよいものが
でき、よい方向に運営が出来ると思っている。私にとっても、
毎回この会で映画を見ること自体が勉強になり、そして、会を通して
いろんな方と話をすることが、とても勉強になる。

余談ではあるが、今日もいろんな方に声をかけていただいた。
ずいぶんいろんな方に顔を覚えていただけたなあというのが、率直な感想。
顔だけでなく、仕事振りでも知名度を上げていきたいと考えている。
それには、しっかりとした考えで議会に望み、パイプ役としての
後援会報発行&相談に対する対応 を怠らないことだと考えている。


2003年12月20日(土)   そろそろ大掃除なんかを・・・
題名の通り、そろそろ大掃除なんかを始めてみようかと思い、さしあたって
議案書などの書類整理から手をつける。今定例会でもらった議案書を
全てスキャナで取り込んで電子化し、シュレッダーにかける。
今までもらった書類やら手紙、招待状なども全て電子化。
70リットル入りのポリ袋いっぱいになってしまう。

とりあえず書類整理をひと段落つけて、今度はホームページの修正。
今回の定例会での審議結果・議案の詳細を作成して、ホームページに掲載。
一般質問は、24日に議会事務局に訪問してテープ起こしをしてくるので
それから掲載予定。

後援会報にも、最終日の採決の内容、合併問題の方向性などを書き、
残るは私の行った一般質問に関する記事のみ。印刷は正月明けに行うとしても
構成まで完成させ、何人かに実際に記事を読んでもらい、誤植や
表現の問題などをチェックしてもらわねばならない。

議会が終わって、少しはゆっくり出来るかと思いきや、年末最後の週まで
予定が入っており、1日1回は何かしかで外出することになりそうだ。
本格的な大掃除が出来るのか、じつは心配な心境である・・・。


2003年12月19日(金)   第4回定例会終了
今日で、平成15年結城市議会第4回定例会が終了。

合併問題について市長から発言があったり、先の市長汚職事件を受けての
議員&市長の政治倫理条例の制定、財政軽減についてなど、いろいろと
話題の多い議会であった。

私自身は、議案の全てに賛成をしたのだが、1件すっきり賛成できなかった
部分がある。

平成15年度結城市一般会計補正予算のなかで、(仮称)市民情報センターの
工事費の中に、天体望遠鏡の費用5300万円が含まれていること。
私自身、情報センターに天体望遠鏡が本当に必要なのか疑問を抱いている。
私が議員になる前、情報センター建設の是非の議論の中で、天体望遠鏡を
作ることも含めて議論されていたようなので、急に出てきた問題ではないと
考えている。ただ、本来の目的である図書館や生涯学習、講座などの
目的に特化させ、費用対効果を十分に考えた施設にすべきと考えている。
何度もこのコーナーで述べているが、2億7500万円の年間維持費も
莫大な費用である。コスト軽減を図ろうとする一方で、こういったものを
つくったり、今年度採用しない方針であった職員採用をおこなったりと、
言葉は悪いが「なに余裕かましているの?」というのが率直な感想。
次の平成16年度第1回定例会では、予算審議もあることから、厳しい考えで
望みたいと思う。コンピュータでの予算書のチェックを行うという手法を
つかって、新しい数値分析が出来ないかも模索したいと考えている。

夕方、議会と執行部での懇親会。
今後、市民に財政軽減を求める以上、たとえ私費であっても、こういった
飲み会は、自粛すべきと考えている。

帰宅後、自分の選挙のときのビデオを久しぶりに見る。
記録として撮ってもらったものだが、地盤・看板・カバンの何もない中で
手を挙げた心境、たくさんの人が応援をしてくださったこと、
応援をもらったことがうれしくて遊説車で思わず泣いてしまったこと、
そういった気持ちを忘れない為に、たまに見るようにしている。
今日見たのも、今年1年の議会日程が終了し、再度自分の気持ちを
引き締めたいとの想いからである。


2003年12月18日(木)   原稿作成
今日は朝から後援会報の作成。

毎議会終了後に発行する後援会報であるが、今回は年をまたぐため
早めに着手している。残りは議案の審議結果、私の一般質問詳細、
合併問題の方向性を書き込めば完成する形にまでしてある。

また、今回は、財政問題、臨時議会での市職員給与改定、合併問題など
内容も多岐に渡り、結果的にB5・10ページ構成となった。
毎回内容が膨れ上がっていくが、余り多くすると、25グラムを超えて
しまい、1通あたりの発送料金が30円ほど上がってしまう。
たかが30円であるが、毎回1000通以上を発送するので、
年間で12万円ほどアップしてしまう。いかにわかりやすく、
手ごろな原稿量に抑えるかも、1つのポイントなのである・・・。

さらに、今号では私の1ヶ月あたりの議員報酬詳細も掲載予定である。
HPには既に毎月の議員報酬を掲載しているが、サイトを見ない方や
見る手段のない方にも、選挙時の公約どおり議員報酬の公開を実施する
ためでもある。

市の方向性、議員の実態を広く知っていただくための後援会報である。

夜7時から、よい映画をひろめる会の会合に出席。
21日の上映会前の最後の会合で、当日の役割分担などを話し合う。
チケットは500席前後販売の見込みとのこと。私も何枚か預かったのだが
忙しさにかまけて、1枚もさばくことができなかった・・・。議会開会中でも
あり、みなさんも理解をしてくださっているようだったが、
只々申し訳ない気持ちである・・・。


2003年12月17日(水)   雑用をもろもろと・・・
昨日は日記更新が出来ず、大変申し訳ありません。
昨晩、新人議員での懇親会があった。新人議員の皆さんとは、
会派に所属する人しない人、それぞれいるが、横のつながりも大事に
したいとのみんなの意向で、年2回ほど行うことになった。
そこで、私は かなり すこし飲みすぎてしまい、日記更新を
怠ってしまったわけある。かなり ぶっこわれ気味 ほろ酔い気味
だったらしく、翌日、両親から「いい歳してなにやってるの」と
しかりとばされた 注意されたのは言うまでもない・・・。

さて、今日は午前中、シルバー人材センターと教育委員会を訪問。
シルバー人材センターでは、11月中の状況ヒアリングの御礼と
一般質問の報告。教育委員会では、一般質問の中で教育長が答弁した
結城市の不登校生徒数の推移の数値の確認。結城でも関係者の取り組みの
成果があらわれ、年々減ってきているとの事。これは素晴らしいことなので
毎回出している私の議会報告に掲載したいと考えてのことである。

午後から、上三川町にある福田屋へ。知人が化粧品店で店長をしており
パソコンのレクチャーに。レクチャーというより全部やってあげてしまった・・・。

夕方5時ごろ帰宅し、先の総務委員会の審議内容まとめ。
最終日の委員長報告の際の補足となる大事な資料。
内容にモレなく間違いなく纏めなければならないが、なんとか形になった。

夜8時から、公達の街づくり委員会に参加。
年の瀬ともなると皆さん忙しいようで、参加は7人。先に上がってきた
アンケート内容を、達成するまでのスパンを短期・中期・長期の
それぞれに分類することから始めた。9時半過ぎに会合も終わり
家路に着いた・・・。


2003年12月15日(月)   総務委員会
午後から総務常任委員会に出席。

今回は、補正予算のうちの所管事項分、結城市固定資産評価審査委員会
条例の変更の2件。

今回の補正予算のうち、所管分に関しては、先の臨時議会で決定した
職員給与改正にともなう減額補正、公共機関を専用回線で接続する
工事の追加分が主体。固定資産評価審査委員会の条例変更は、
従来、委員会の書記を1名と限定していたものを取りやめ、
さらに市職員を充てていたのを、監査委員事務局員とするもの。

また、議案とは別に、入札制度改革に関する質疑や、市職員採用に
関する質問など、タイムリーな質問も多々あり、時間は短いものの
活発な議論だったと思っている。

委員会終了後、防災交通課を訪問。
交通対策に関して相談を受けた件について、状況などを伺う。
その足で、相談を下さった方のお宅を訪問し、状況説明と今後の
対応の仕方を相談。

こういった相談を受ける機会が少しずつ多くなってきた。
相談していただけるということは、少しは頼りにして頂けているのかなと
思いつつ、家路を急いだ。


2003年12月14日(日)   障害者の日
12月9日は障害者の日である。
結城市では、ボランティア協議会の皆さんが実行委員会を組織し、
この時期にクリスマス会を開いている。私も今回、微力ながら
実行委員に入れていただき、手伝いをさせていただいた。
・・・といいつつも、声をかけていただいたのは、最終の
打ち合わせ前で、実質、会合に参加したのは1回きり・・・。

13日(土)午後の準備から手伝いをさせていただき、当日は、
朝から配膳やら着ぐるみをきたりと、何だか非常に楽しかった。
こういった行事の裏方をやるのは久しぶり。障害者の皆さんの実態や、
現場の声を直接聞くことが出来るのもありがたい。また、最近になって、
こういう会合で声をかけてくださる方が少しずつ増えてきたし、
困ったことなども話してくださるようになった。また、障害者の方が
抱えている悩みと同時に、それを支えるボランティアの方々の視点での要望と、
2つの視点で見る必要があることもわかってきた。長くこの分野に
関わってきた方にとっては、この2つの視点は当たり前なのかもしれない。
しかし、こういう場所に参加して、そういう事に気がついたことは、
私にとって大きな成果であり、気づかせてくださった皆さんに感謝
申し上げたい。

また、こんな事を行ってくださる方もいた。

「議員さんというと、こういう会では、来賓としてひな壇に
 いるのが普通だと思っていたが、貴方は一緒に活動してくれる。
 頭が下がります。今後も応援します!。頑張ってくださいね。」

とってもうれしい言葉であったし、期待を裏切らないという新たな
気持ちにさせていただいた。関係者の皆さん、お疲れ様でした。
どうもありがとう。


2003年12月12日(金)   おかげさまで一般質問終了
結局、プリンタの調子をみつつ、一般質問の原稿の印刷が終了したのは
午前5時過ぎ。原稿のほかに、答弁モレをチェックしながら聞けるように、
1回目、2回目で、誰に何を答弁してもらうかの一覧表も作成。

床に就いたのは、午前5時半。一般質問を4時間半後に控えた中で
計画性の無さを反省しながらの就寝。

睡眠というより仮眠程度で午前8時に起床。9時過ぎに議場へ・・・

詳細は議会終了後に、「ぎかいほうこく」のコーナーに質問&答弁の全文を
掲載する予定だが、総括としては、質問が多かった割には、
関係部長の協力もあり、一通り成果のある答弁を頂いた。
中には、こちらの提案に対して制度上実現が出来ないなどの内容も
あったのだが、これからの時代は、法制度を度外視して可能性を考慮し
取り組む姿勢も必要との考えて、あえて無理な提案や極端な質問を行った。

しかしながら、多岐にわたる質問を行ったこともあり、時間が足りず、
3回目は1分程度で要望を述べるにとどまったことも事実。
過去2回は時間を大幅に残すことになったが、今回は原稿を割愛して
調整するなど、私の意見を100%盛り込むことが出来ず、

 ・執行部側の答弁を考慮に入れた時間配分
 ・自分の意見を簡潔に盛り込み、かつ原稿量を調整

の2点が原稿作成における今後の課題として残った。
後者については、毎回、用意した原稿の文字数を全てカウントし、
原稿量の目安としている。ちなみに過去3回の一般質問の原稿の文字数は、

 第二回定例会 通告70分 5715文字 (残20分)
 第三回定例会 通告60分 7522文字 (残20分)
 第四回定例会 通告70分 8878文字 (残 1分)

  ※第四回定例会では、実際の質問時に1割ほど原稿をカット

となっている。通告した時間を100%有効に使い、かつ、
こちらの意見をもれなく盛り込み、答弁も頂くためには今後もこういった
統計を取り続け、原稿作成にフィードバックしていきたい。

余談ではあるが、今回の一般質問の冒頭で、自分の政治姿勢を
俳句として表現するなど、あたらしい(?)手法も試してみた。
字余り&季語無し という、国語のセンスの無さを露呈してしまったが
私の姿勢は皆さんに良く伝わったのではないかと思っている。


2003年12月11日(木)   原稿作成中・・・
今日は一般質問初日。
金子議員、中条議員、池田議員、中田松雄議員が登壇し、一般質問を行った。

夕方、自宅に戻り、一般質問の原稿を作成。
幅広い質問を端的に纏めようとするが、時間がかかる。
ようやく原稿が書き終わって、印刷を開始するも、プリンタが相変わらず
言うことをきかない・・・。

ちなみに、今の時刻は12月12日の午前3時48分・・・。
6時間後に一般質問をひかえた大変厳しい状況であるが、緊張より
眠いという心境が先立つ。さらに追い討ちをかけるように、この状況で
プリンタの調子が悪いという、非常に精神衛生上よくない心境ではあるが、
イライラは禁物。早々に印刷を終えて、休みたい・・・。

結城市の行財政改革もさることながら、私のサイフの財政改革もしつつ、
新しいプリンタの購入費用を捻出せねばならないという、厳しい状況に
直面する1日となった。次は、インクがあるのに赤色を黄色で印刷する
わがままさんなプリンタには出会わないようにしたい。
でも、忙しくないときには、言うことをきく、ちょっと憎いヤツでも
あったりする。


2003年12月10日(水)   定例会開会
平成15年結城市議会第4回定例会が開会。

先日もここで書いたが、今回は補正予算が中心。
また、市長からの議案の提案理由説明の前に、合併問題に関する発言があった。
詳細は「みんなでかんがえよう!」の合併問題の掲示板にも載せたので
割愛するが、本議会の会期中に最終判断を下すとの事。おそらく、
最終日(19日)の本会議で方向性を出すと見られる。

また、昨日ふれた、(仮称)市民情報センターの外構および付帯工事の
5400万円のうち、5300万円が天体望遠鏡に関する費用との事。
前回の定例会の一般質問の中で、第4回定例会に天体望遠鏡に関する
補正予算を計上予定との答弁があり、今回計上された。
また、今回、(仮称)市民情報センター設置に関する条例、図書館設置に
関する条例も審議される。来年5月の開館をひかえ、だいぶ形が
見えるようになってきた。建物も設備も管理の仕組みも、日本の
最先端のレベルであるのは間違いないと思っている。それだけに、
年間維持費も多くかかり、費用対効果を考えた場合に、結城市の利用者の
規模とマッチしているか、私は疑問に思っている。

明日・明後日と一般質問。
私は明後日12日の午前10時から。通告内容が多いだけに、
良く整理して、わかりやす一般質問としたい。


2003年12月09日(火)   終日、議案をチェック
今日は終日自宅で議案書のチェック。
今回の議会は補正予算の審議が主体となる様相で、議案15本のうち、
11本が補正予算。特に大きな数字については、おそらく市長からの
提案理由説明があると思われるし、無い場合は担当部局で聞くなどして
数値を把握する必要がある。

特に気になるのは、(仮称)市民情報センターの付帯工事費で
5400万円が計上されていること。予算書では、外構および付帯工事と
明記されているのみで、実際に何を行うかまではわからない。
ペデストリアンデッキ、家具工事などの工事には既に着手しており、
今回は何の工事なのか、非常に興味のあるところである。

議案書のチェックとあわせて、一般質問用の資料作成。
平成16年度から18年度までの一般財源の推移をグラフ化して
おもしろい推移が見られないかなど、話題になるネタを収集。

あっという間に1日が終わる。
食事後、いつも通っているマッサージやさんで、オーバーホール。
さすがはプロ。体の疲れも取れ、肩も腰もかるくなった。

明日から定例会が開会。
皆さんの議会傍聴も、是非とも御願いしたい。


2003年12月08日(月)   議会を前に・・・
あと2日で平成15年 結城市議会 第4回定例会が開会。
一般質問の通告・調整が終了し、ほっと一息ついていたし、
日にちがあるなあと、ちょいと余裕をかましていたら、もうあと2日。

一般質問も、方針を決めたものの原稿は未着手。
2日目の1番、全体では5番目ということもあり、初日の4名の議員さんの
内容とダブらないようにしたいので、おそらく11日の夜に原稿を
纏めることとなりそう。議案書も一通り目を通した程度で、補正予算の
数値のチェックも必要。

・・・と、忙しい状況で、昨日、議案書やら調査資料やら、ソフトウェアの
蓄積用のマシンの調子が悪くなる。データも大きいことから、
大容量をまとめてバックアップするため、DVDドライブを購入。
今、これを書いているマシンとは別のマシンで、データを保存中。
これからは、定期的にバックアップを取るように心がけよう。

夕方からは会派で打ち合わせ。補正予算の気になる数字についてや、
結城市の諸問題(合併・煙火火薬庫)の進捗情報などの情報交換。
会派の皆さんが、おのおのの活動で得た情報を出し合い、
各人の判断の材料としていく。どんなに忙しくても、議会前には
会派で必ず会合を持ち、意見交換・一般質問の内容の情報交換を
行っている。私のように、先輩議員に比べて情報収集チャンネルの少ない
新参者にとっては、議会前の情報交換は非常にありがたい。

誤解のないようにお話しておくが、会派として議案の賛否への
締め付けは全くない。お互いに情報交換をしながら勉強し、
それをもとに、各議案に対して各議員が判断を下している。
しかしながら、考えの近い人達が集まっているのだから、
大枠では同じ方向を向いていくのだろう。締め付けとは異なる自然な流れで
これが同じ考えを持って活動している会派の自然な姿だと思っている。


2003年12月07日(日)   自治協力員さんとの懇談
夕方、城南コミュニティーセンター利用自治会の自治協力員さんとの
懇談会に出席。利用する自治会のうち、8つの自治会の自治協力員さんが
参加。私の町内も利用自治会に入っており、当該地域の議員ということで
出席をさせていただいた。

今回が初の試みで、まずは自己紹介を兼ねて、各人がかかえている
自治会内の問題、行政への要望など意見を出し、それに対して
みんなが意見を出し合いながら、今後の課題として何を取り上げるか
を挙げていく形式で行われた。内容は、地域づくり、子どもの教育、
合併問題、(仮称)市民情報センター、行政サービスのあり方と
多岐にわたった。私も、今回の議会での一般質問の内容についてや、
皆さんの挙げた話題に関して市の取り組み等の状況を話させていただいた。

各自治会が、多岐にわたる課題を抱えながら、独自の考え方で
取り組んでいる状況も聞かせていただいたし、皆さんがそれぞれの
職場で身につけた経験・知識での行政に対する要望なども
聞かせていただいた。これらの中から、今後の一般質問で取り上げる
話題のヒントになるものもたくさんあった。

議員にとって、こういった場は大切であり欠かせないものだ。
私一人の視点では見られる量(場所・時間)に限界があり、また、
たくさんの人の視点が大切。それを提供していただき、
有意義な時間をすごさせていただいた。



2003年12月06日(土)   若い方のパワー
今日は、日頃からお世話になっている方の娘さんの挙式に出席。
最近、私の友人関係の結婚ラッシュもとりあえず落ち着き、
別の関係での挙式出席の機会がいくらか増えてきた。

新郎&新婦の晴れやかで幸せそうな表情を見ていると、
早いところ私も…と気ばかりあせる今日この頃…。

それにしても、いつもいつも、若い方(自分もそんなに年ではないが)の
パワーには圧倒される。余興などでの元気さ、酒の飲みっぷり、
自分も20代はあんな勢いがあったのかな?とも思ってしまう。

しかし、若さはいずれは衰えてしまうもの。

特に議員のような職では、若さで勝てる選挙が出来るのは、1~2度で
あると思っている。若かろうがベテランだろうが、1議席は1議席。
仕事はきちんとしなければならない。これから地方の重みが増していき、
今までのようなわけには行かなくなってくる。選挙民は議員の活動を
シビアにチェックし、議会で発言をしないもの、仕事をしないものは
容赦なく落とされる時代が必ずやって来る。

私自身も、若さという勢いで、地盤・看板・カバンの無い中で初陣を
飾ることが出来た。しかしながら、このやり方が何時までも通用するとは
思っていない。そのための後援会報発行、そのためのHPでの活動報告、
行政と市民の皆さんとのパイプ役をしっかりこなしてこそ、
仕事をする議員として認めていただけると考えている。


2003年12月05日(金)   議会傍聴のおねがい・・・
今日のお題目の前に…

昨日の「平塚前市長に有罪判決」の件で1点ほど書き忘れたことがあった。
平塚前市長は「合併問題」「(仮称)市民の情報センターの立ち上げ」
という、大きな問題をぶんなげたまま職を去ったことも、市民にとって
大きな背信行為である。

合併問題は、周辺市町村の枠組みがほぼ固まり、結城市は大きく出遅れた状態。
平塚氏の在任期間中に議論を盛り上げればとっくに方向付けの出ていた
問題である。合併は首長の強いリーダーシップが重要。するにせよ、
しないにせよ、きちんとした議論を経て判断を下さなかったことは大きな問題。

(仮称)市民情報センターも、先の9月議会で、ようやく年間経費が
2億7500万円という数字がでてきて、これから管理運営が大きな
課題となる。ごく普通に考えれば、なぜこの数字が今頃出てきたのか、
この数字がわからないまま議論がなされ、建設が決まったのか、非常に
疑問を抱かざるを得ない。民間であれば、年間維持費のわからない建物を
建てるなんてありえない。私は図書館がいらないといっているわけではない。
きちんとした議論で、市民にも経緯をきちんと公開した上で、
費用対効果、規模など結城市に必要十分な施設でよいと考えている。
先日、図書分室で午後半日ほど議事録を読みに行ったが、そのときに
図書館にいたのは10人程度。結城に合致した規模であるか、疑問を
持っているところである。

この2つの大きな宿題を残したまま、自己都合(逮捕による辞職)で
その職を去ったのは大きな罪である。

昨日のコメントに、上記をコメントに付け加えたい。


さて、本題に…。
私は市民の皆さんに、議会に関心を持ってもらいたいとの思いで、
毎回議会前に、日程&一般質問の一覧表を作って、興味ある方に
配布をしている。私の一般質問に限らず、自分にとって関心のある
問題を取り上げている議員がいたら、その一般質問を聞きに行って欲しいと
思っている。そういったことが、市民と議会の距離を近づけ、
市民の皆さんが行政に提言する機会を増やし、ひいては選挙での
投票率のアップにつながると考えている。

なにぶん、開会1週間前に議会運営委員会がひらかれ、その後に
議案書と一緒に、日程&一般通告一覧を頂くので、チラシをつくって
配布する時間が非常に少ない。しかも一般質問の原稿を書いたりなどの
準備もあり、今回は40部程度を配布したのみ…。
後援会報のように会員全部に配布する時間も無いのが現状である。

でも、たとえ少ししか配布できなくても、いろんな会に出席したついでに
配布するなどして、少しずつ関心を持ってもらえてきているような
気がしている。チラシを見ながら「今度行ってみようかな?」
「こんなチラシ作ってる議員はいなかったねえ」などと言ってもらえると
私としてもやりがいがあり、非常にうれしい。時間が無くても、
少ししか配布できなくても、続けて行きたいと考えている。


2003年12月04日(木)   平塚前市長に有罪判決
皆さんも既にご存知かと思うが、収賄容疑の問われた平塚前市長に、
懲役1年6ヶ月・執行猶予3年・追徴金100万円、の判決が下りた。

私は、公正でなければならない市長という立場で、わいろを受け取っており、
行政の信頼を失墜したことは大変重いと考えている。それに対する刑としては
軽いと考えている。新聞報道では、業者側が働きかけたもので、
平塚氏から要求したものではないとの情状もあったとの事だが、
公職の犯罪では要求した・しないは全く関係がないと思っている。
発端が業者側・市長側のいずれにせよ、市長の犯罪は与える影響が大きい。
それを、「要求したのは平塚氏ではない」と情状面を汲み取った裁判所の
判断にも疑問を感じている…。

公職とは常に公平・公正でなければならない。
今回の「業者側からの要求で、平塚氏からの要求ではない」という
情状面を汲み取ったことは、「常に公平・公正でなければならない」
という前提が崩されてしまったと考えている。同じ賄賂でも、
公職者の要求でなければ罪は軽くなるのか?という考えがなりたってしまう。
そんなわけがない。公職者の賄賂は、働きかけがどちらであっても、
罪は罪、基点の違いによる刑の変化など(この場合は)ありえないと思う。

こういう判決が悪しき前例とならなければよいが…。


ご参考までに、各新聞社の関連記事を掲載します。

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●公共工事汚職 前結城市長に有罪(茨城新聞)

 結城市発注の土木工事で便宜を図り謝礼として市内の業者から現金百万円を
受け取ったとして、収賄の罪に問われた前結城市長、平塚明被告(63)=
同市江川新宿=の判決公判が三日、水戸地裁下妻支部で開かれた。
木下秀樹裁判長は「市政に対する市民の信頼に背いた刑事責任は軽視
できない」と懲役一年六月、執行猶予三年、追徴金百万円(求刑懲役一年六月、
追徴金百万円)の判決を言い渡した。
 判決理由で木下裁判長は「違法だと十分認識しながら、交際費や
借金返済のためためらうことなく業者からわいろを受け取っており、
動機にくむべき点はない」と指摘した。
 さらに、「金額は少なくなく、被告自らが認めているように、起訴事実
以外にも二回それぞれ百万円を受け取っている」とした上で、「市長として
公正廉潔に職務を行う立場にありながら権限を不正に利用、公共工事が
公明正大に行われるための入札制度の趣旨を踏みにじった」と、
「トップ」の犯罪を厳しく断じた。
 一方で、「わいろは主に業者が働き掛けた」と平塚被告が要求したのでは
ないとの情状も述べた。
 判決によると、平塚被告は結城市長だった二〇〇二年九月ごろ、市発注
農業集落排水施設工事をめぐり、山中土建工業の前社長、山中良一被告(53)=
同市上山川、贈賄罪などで公判中=から依頼を受け、同社の競争相手を
指名業者候補から除くなどの便宜を図った。その謝礼として、同年十二月に
自宅で、山中被告から現金百万円を受け取った。

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●平塚前結城市長に有罪(常陽新聞)

結城市が発注した土木工事をめぐり、市内の業者から現金百万円を
受け取ったとして収賄の容疑に問われた前結城市長、平塚明被告に
対する判決公判が三日、水戸地裁下妻支部で開かれ、木下秀樹裁判長は
「市民の信頼に背いた」として、平塚被告に懲役一年六月、執行猶予三年、
追徴金百万円(求刑・懲役一年六月、追徴金百万円)を言い渡した。
 判決によると、平塚被告は市長在任中の二〇〇二年十二月上旬、
同市が発注する農業集落排水施設工事で、指名競争入札参加者から特定の
業者を除外するなど便宜を働き掛け、同市上山川、土木工事会社
「山中土建工業」の元社長、山中良一被告=贈賄罪で公判中=から、
謝礼として現金百万円を受け取った。
 木下裁判長は「市長の権限を不正に利用し、公共工事の指名競争入札で
特定の業者を除いた謝礼としてわいろを受け取ったことは、入札制度の
趣旨を踏みにじり、市民の市政への信頼に背いた行為であり、酌量の
余地はない」と厳しく断罪した。
 一方で、「収賄は本人が積極的に要求したものではなく、逮捕直後に
市長職を辞任し社会的制裁を受け、被告人の妻も今後の監督を誓っている」と
付け加えた。
 閉廷後、平塚被告の主任弁護士の濱田弘幸氏は判決について、
「社会的、経済的制裁をすでに受け、反省して裁判に臨んだ被告の心情を
十分に酌んでもらえた。本人も、この判決に納得し控訴しないとしている」
などと述べた。
 この日、平塚被告は背中にしわが目立つ、着古した感のあるグレーの
スーツを着用。深々と頭を下げて入廷した。木下裁判長が判決文を
読み上げると、真っすぐ正面を見据えて微動だにせず、静かに内容に
耳を傾けていた。

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● 結城市汚職 前市長に有罪判決 (朝日新聞-茨城版)

■地裁支部「権限、不正に利用」

 結城市発注の公共工事を巡る汚職事件で、業者から現金100万円を
受け取ったとして、収賄罪に問われた前市長の平塚明被告(63)=
同市江川新宿=に対し、水戸地裁下妻支部の木下秀樹裁判長は3日、
懲役1年6カ月執行猶予3年、追徴金100万円(求刑懲役1年6カ月、
追徴金100万円)を言い渡した。
市は事件の温床となった入札制度の改善に取り組み、建設業者は入札参加条件の
緩和などを評価する声も上がっている。
 判決で木下裁判長は「市長という権限を不正に利用し、公共工事が
公明正大に施行される入札制度の趣旨を踏みにじり、市民の市政に
対する信頼に背いた」と述べた。しかし、「市長職を辞職するなど
一定の社会的制裁を受けている」とした。
 受け取った現金については、親睦会などの旅行費、忘年会、新年会などの
費用として使ったと指摘し、「違法性を十分認識しながら、交際費や
借金返済などで資金が必要として、特にためらうことなくわいろを受け取り、
経緯や動機に酌むべき点はない」とした。さらに、ほかにも山中被告から2回、
それぞれ100万円を受け取ったことがあることも認定した。
 判決によると、平塚前市長は同市上山川の「山中土建工業」元社長の
山中良一被告(53)=贈賄罪などで公判中=から依頼され、市が発注する
農業集落排水施設工事の指名競争入札参加者からほかの業者を除外するなど
便宜を図ったことに対する謝礼として、昨年12月上旬ごろ、自宅で
山中被告から現金100万円を受け取った。
 平塚前市長の主任弁護人は「本人は反省して裁判に臨んでいた。
弁護側の主張したことを裁判所側が十分に評価してくれた判決なので、
控訴は考えていない」と語った。

■結城市 新制度で落札率80%に/現市長 交際費を半減の考え

 結城市は事件を教訓に入札制度を改革した。指名競争入札の工事を
設計価格5千万円未満から1千万円未満に限定。1千万円以上5千万円
未満は条件付き一般競争入札にして参加業者の枠を拡大した。さらに
郵便入札を取り入れ、予定価格も入札当日にくじで決めている。
 新入札制度が始まった10月下旬からこれまでの土木工事14件では、
平均落札率は80%で、02年度の95.8%を大きく下回っている。
 結城市の建設業者は「以前は入札参加の条件が厳しく、大きな建設会社が
参加できないこともあった。今は利益が少なくなるが、入札に参加できる」と
歓迎している。別の業者は「制度が変わっても、業者間同士の情報交換はあり、
談合は完全になくならない」と指摘している。
 また別の建設業者は「今の制度は、手抜き工事が起きる恐れがある。
市はチェックをしっかりすべきだ」と指摘した。
 一方、小西栄造市長は「判決は厳粛に受け止めている。(前市長の)
やったことは悪いと思うがいつまでも悪い悪いといってはおれない。
災い転じて福となす気持ちで今後、間違いのないように市政の運営に努めたい」
と述べた。
その上で、小西市長は、市長交際費約480万円を来年度予算で半減させる
考えを示した。
 判決を知った市内の主婦は「人間は物事に慣れるといけない。事件の
再発防止の意味から、市民が市長らの日ごろの仕事ぶりをチェックできる
ようにすればいい」と話した。

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●結城市発注工事汚職事件
 収賄の平塚・前市長に有罪判決--地裁下妻支部(毎日新聞-茨城版)


◇違法行為厳しく指弾--弁護側「社会的制裁受けた」

 結城市発注の公共工事をめぐる汚職事件で、同市内の建設会社に
便宜を図った見返りに現金100万円を受け取ったとして収賄罪に
問われた前市長、平塚明被告(63)に対する判決公判が3日、
水戸地裁下妻支部であった。
木下秀樹裁判長は「違法だと知りながら、交際費や借金返済などのために、
ためらうことなくわいろを受け取り、旅行や忘年会などの費用に使った経緯や
動機に酌むべき点はない」と厳しく指弾、懲役1年6月、執行猶予3年、
追徴金100万円(求刑・懲役1年6月、追徴金100万円)の有罪判決が
言い渡された。被告弁護側は控訴しない方針。【土屋渓】=一部地域既報
 判決などによると、市発注工事の入札参加業者の選定などを管理する
立場にあった平塚被告は、昨年9月下旬から10月下旬にかけて、
「山中土建工業」元社長の山中良一被告(53)=贈賄罪などで公判中=から
水道工事などの指名競争入札でライバル業者の参加を外したり、入札時期を
ずらす有利な取り計らいを頼まれた。平塚被告は入札参加業者を選ぶ市の
選考委員会が開かれる前に、担当課職員に直接、業者の入れ替えなどを指示。
昨年12月5日に自宅で、約束通りに特定の業者を入札から外すこと
などをしてもらった見返りと、今後も便宜を図ってもらうために、
山中被告から「お歳暮です」と差し出された現金100万円を受け取った。
 平塚被告は市長に初当選した97年ごろから山中被告と付き合い始めた。
01年末と02年夏には、経営するコンビニエンスストアや市長選の
選挙活動で生まれた数千万円の借金の返済で生活に困り、「お歳暮」や
「お中元」として山中被告から現金計200万円を受け取るなどして、
関係を深めていった。
 判決を受けて、平塚被告の弁護人の浜田弘幸弁護士は「(平塚被告が)
市長を辞職して社会的制裁を受けていることなど、弁護側が主張した
有利な情状を十分に評価してもらった判決だ」と話した。

◇信頼回復へ新制度導入

 平塚被告の事件後、結城市では再発防止を図るため入札制度を改善、
事件で地に落ちた市民の信頼回復に取り組んでいる。新しい入札制度は
「条件付き一般競争入札」と「指名競争入札」を併用。条件付きは
今まで発注額が5000万円以上だったのを1000万円以上と範囲を広げ、
予定価格を入札当日にくじ引きで決め、郵便による入札制度を採用。
新制度下で行われた条件付き一般競争入札では、10月30日が5件の
平均落札率79・25%、11月13日が2件で83・65%、
同月27日は7件で79・62%と、90%以上が恒例となっていた
従来に比べ、大幅にダウンしている。小西栄造市長は「一部の業者からは
厳しすぎるとの批判もあるが、公平さが保たれているという点で見直して
良かった」と評価する。
 こうした入札制度改革とともに、「結城百選」の石碑に刻まれた
平塚被告の氏名を削除するなど、市では平塚色の払しょくでイメージ回復にも
取り組んでいる。
 小西市長は、この日の判決について「今回の事件を対岸の火事と
することなく、自分自身も厳しく律していきたい」とコメントした。【小林昭雄】


2003年12月03日(水)   一般質問のヒアリング
午後から市役所で「議会だより編集委員会」が開催。

私が、常任委員会のほかに唯一所属している各種委員会。
毎回、定例会の閉会後に開催し、議会だよりの内容について
担当の職員さんが作った案について意見交換を行いながら作成。
私が個人的に出している議会報告(後援会報)は、議会便りよりも
先に出そう!との意気込みで、議会が終わると半ばやっつけ仕事の
ような勢いで作成している。

今回は、正月に発行される新年号の検討のための会合。
公職選挙法により手書きによる答礼を除いて年賀状を出すことが
禁じられていることから、議会便りの形で市民の皆さんに対して
年始の挨拶の意味で発行している。

その後、一般質問のヒアリング。
一般質問の通告書だけでは、質問のこまかい趣旨まで理解してもらうのは
難しいことから、意図を理解してもらって答弁をしてもらうために
ヒアリングをしてもらっている。今回は質問が多岐にわたっており、
また1つのお題目で、複数部局からの回答を頂くものもあることから
じっくり時間をかけて行う。

ちなみに、各議員の一般質問の通告内容、および、予定時間を、
「ぎかいほうこく」のコーナーに掲載したのでご覧頂きたい。
また、皆さんが関心のある質問があったら、執行部側でどんな答弁が
なされるのか、議会傍聴にお越しいただいて、聞いていただきい。

市民の皆さんの声を代弁する存在として活動している議員にとって、
なによりありがたい応援だと私は考えている。議会報告や、ホームページ
だけでは伝えられない、独特の雰囲気や、議員・職員の熱意を
直接見ていただきいと考えている。


2003年12月02日(火)   一般質問の下準備
朝から終日、一般質問の下準備。

昨日通告した内容を更に膨らませ、質問の内容やこちらの意図の
整理を行う。これをやっておかないと、1回・2回・3回と質問を
行うときに理論が崩れてしまい、矛盾した質問をしかねない。
特に、今回のように質問がおおく、また一見別々の質問のように見えて
関連しやすい場合はなおさらである。今回の内容では、行財政改革を
実施するうえでの人員再配置、情報化の推進によりスリム化できる部門が
発生することによる人員再配置、などがそれにあたり、入り口は別でも
到達する問題が一緒の場合が往々にしてあり、事前の論点整理には
いつも時間をかけるようにしている。

私自身は、自分が壇上で困らないように論点整理をおこなっているのだが、
傍聴している方の話では、これをやっているかやっていないか、
ちょっと聞いているとわかるらしい。こういう意見を聞くと、
なおさら事前準備の重要性を認識させられる。

さて、思案も完了して印刷しようとしたときに、プリンタがへそを曲げた。
インクはあるのに、赤色が出ない・・・。クリーニングしてもダメ。
赤が出ないのに、他の色で無理やり補って印刷をするので、不思議な配色の
印刷物しかでてこない。購入して3年、それほど酷使した記憶もないのだが、
忙しいときに限って言うことを聞かなくなる。
まるで「マーフィーの法則」をそのまま再現したようなプリンタである。

非常に不本意ではあるが、買い替えを検討せざるを得ない…。


2003年12月01日(月)   一般質問の通告完了
午後から議会事務局で一般質問の通告を行った。

昨日このコーナーで述べた「○○行政について」の項目は空欄で
持っていき、職員さんと相談。そういえば、最初に一般質問をした
6月議会からずっとそうしていたような気がする。職員さんには
いつもご面倒をおかけしております…。

ちなみに今回通告した内容は、

 (1)新・結城市行財政改革大綱の進捗と予算編成の考え方について

   ①行財政改革の進捗状況
   ②市債・地方債など借金をしない場合の予算組みのシミュレーション
   ③合併をせず単独での行政運営を見込んだ予算組みのシミュレーション

 (2)窓口業務の土日開庁・時間延長について

   ①現状の問題と今後の見通し
   ②(仮称)市民情報センターを活用したサービスの実現

 (3)政府主導ミレニアムプロジェクトへの取り組みについて

   ①教育部門の情報化推進
   ②電子政府の実現
   ③高齢者の活用モデルの推進


である。今回は、過去2回の一般質問に比べて、項目を多くしている。
これは、1期4年で16回しかない一般質問の機会を有効に使うため、
多くの項目を簡潔にまとめて質問する手法も身につけたいとの
考えからである。
たった3ヶ月の期間でも、質問として挙げたい問題は結構見つかるもので、
多岐にわたる質問をすることになっても、こなせる技を身につけたい。
論点をきちんと整理し、余計な論述は出来るだけ避けて、傍聴席の
皆さんにも聞いていてわかりやすい内容に仕上げたいと考えている。

退庁後、市内を何ヶ所か歩き、行政に関する事など色々な相談を受ける。
私自身がまだまだ素人で、内容についてピンと来ない事もおおく
市民の皆さんにご迷惑をおかけすることも多々あるかと思いますが、
早いところ期待に沿える動き方をしていきますので、長い目で
鍛えてやってください…。