請願第5号 |
戸田海笛作「喜怒哀楽の図」壁画彫刻品を |
請願の趣旨 |
市議会議員の皆様には、日頃市政の発展に大変ご尽力下さいまして、感謝申し上げております。 さて、昭和62年6月24日付「結議発第60号」で請願採択の通知を頂きました、戸田海笛作 「喜怒哀楽の図」の壁画彫刻品の保存についての件でありますが、その後現在も中央公民館の 資料室に埃をかぶり放置されております。 この作品は、毎日、読売、産経他革新分社でも取り沙汰される程の日本でも優れた壁画彫刻で 有ります。この作品は、北白川の宮家に飾られたところ余りにも大きいため、昭和6年結城小学校 講堂新築の記念に私の父小倉広三郎寄付したものであり、講堂に飾られ多くの市民に愛され 鑑賞されてきましたが、作品内容が日本国の天孫降臨により明治維新に至るまでの歴史が 刻まれて名画であるがために、昭和21年占領軍の没収を恐れて取り外し隠しておりました。 その後、「天皇制」や「君が代」も公認の世となり、再び飾るのにふさわしい校舎や 文化センター「アクロス」等が次々と計画、建設されてきましたので、この作品を世に出して 飾るべきと昭和62年第2回定例会に請願し採択をいただきましたが、実現に至らず今日も 中央公民館の埃の中にあります。 そこで、平成16」年5月には、市待望の(仮称)市民情報センターがオープンの予定で、 工事も着々と進捗されておることと存じ上げます。この機会を失うとまた、永久に日の目を見ずに 埃を被ることとなります。 ここに、市議会議員の優れた御見識の皆様の御理解を賜り、日本の美術品を (仮称)市民情報センターに展示して、市民は勿論、来結する多くの来訪者に観賞されるよう 実現できることを請願する次第であります。 この件が不可能のときは、前回の請願採択のとおり私に返却下さい。私どもの郷土館に 展示して万民に鑑賞していただきます。よろしくお願い致します。 |
請願者 小倉 俊作 H15.8.27 |